Date:2008.12.24(Wed)15:22 | Category:[日記◎結婚2年目◎]
紛失の話・続の続
真っ二つになった私の携帯。
その役に立たない物体を手にし、
これからどうしようかと、
すっごく考えました。
駅へ行けば新幹線の時間は分かる。
そうすれば、公衆電話から親に電話がかけられる。
そうしようと思いました。
それが1番手っ取り早いんではないかと。
しかし。
指輪が気になったんです。
二人で作ってもらった、
世界に一つしかない私達の結婚指輪。
彼の指輪と私の指輪は二つで一つ。
そんな指輪をこのままこの場所に残して帰っていいのだろうか…。
…いいはずがない。
指輪はやっぱり捨てられない。
(さっき捨てたばかりだけれども。)
私はそれからずっと指輪を探し続けました。
暗い道で、ゴミも多い。
落ち葉や溝なんかも多くて、
どこにあるのか全く分からないけれど。
でも、
指輪を捨てて帰れない。
指輪を探し始めてからどの位経ったのか分からないんですが、
なんと、
真っ二つになった私の携帯の、
下の部分がブルブルと震えたんです。
メールにしては長い事震えていたので、
着信なんだろうと思いました。
しかし液晶がない為、
誰からの着信なのか分からない。
でも出てみたんです。
電話を通話にしてみたんです。
しかし如何せん、声を聞く部分が無い!
何も聞こえない。
誰からかも分からない。
ずーっと外にいた私は、
寒くて寒くて凍えそうでした。
指輪は見つからないし、
泣きそうでした。
誰からか分からない着信に、
「助けて。」と言いたくなりました。
本当に寒かったし、
淋しかったし、心細かったんです。
知らない街で一人で真冬に、
携帯も壊れて、見つからない指輪を探している事が、
切なすぎました。
(全て自分のせいなんですけども。)
誰からか分からない着信に、
何か話そうかと思ったんですが、
もし全然関係ない人に「助けて。」なんて言ったら、
警察に行かれる?と思い、
私は何も話しませんでした。
かけてきた人に悪いので、
電話はすぐに切りました。
それから何回か、ブルブル震えましたけど、
着信なのかメールなのかさえ分かりませんでした。
厚手のコートを着てくれば良かった。
履きなれたブーツにすれば良かった。
寒いし足は痛いし、
指輪は見つからない。
通る人達が皆私をジロジロと見てました。
でもそんなの関係無かったんです。
指輪をどうしても探したかったんです。
この話の続きはまた次回で。

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